2011年03月29日

ハーゲン弦楽四重奏団 結成30周年アルバムをリリース

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【収録情報】
・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番ホ短調 Op.59-2『ラズモフスキー第2番』
・モーツァルト:弦楽四重奏曲第16番変ホ長調 K.428(K421b)
・ヴェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5
・ヴェーベルン:弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9

<ハーゲン四重奏団>
ルーカス・ハーゲン(第1ヴァイオリン)
ライナー・シュミット(第2ヴァイオリン)
ヴェロニカ・ハーゲン(ヴィオラ)
クレメンス・ハーゲン(チェロ)

録音時期:2010年5月&7月
録音場所:ベルリン、ジーメンス・ヴィラ
録音方式:デジタル(セッション)

ハーゲン弦楽四重奏団 結成30周年アルバムをリリース
長年に渡り室内楽の世界の中枢で注目を集めてきたオーストリアの弦楽四重奏団、ハーゲン四重奏団は、ドイツ・グラモフォンで45枚に及ぶアルバムを制作してきました。
 しかし、2011年、結成30周年を記念して、彼らが新たにパートナーに選んだのは個性派エンジニアでもあるシュテファン・カーエンが設立したドイツの小さなレーベル、ミリオス(MYRIOS)です。
 膨大な演奏経験を積み重ね、練り上げられた合奏がもたらす繊細かつ大胆な音楽表現が持ち味でもあるハーゲン四重奏団の魅力をフルに味わうには、優秀な録音技術が欠かせませんが、ミリオス・レーベルならばそれが可能と考えた結果としての、リリースのスタートなのかもしれません。
 第1弾となるアルバムに選ばれた曲目は、どれもハーゲン四重奏団が得意とするウィーンゆかりのレパートリーです。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第8番『ラズモフスキー第2番』は、彼らの力強いアンサンブルと壮大な構築力を生かせる大傑作。続くモーツァルトの第16番変ホ長調K.428は、陰影豊かな書法が深い味わいを醸し出す名曲で、雄弁な第1ヴァイオリンが活躍する性格はハーゲン四重奏団のキャラクターとも一致しています。最後は栄光のウィーンの末裔でもあるヴェーベルンの作品。前衛的なスタイルの作品からも十分に美しく勢いのある音楽を引き出す彼らの実力はコンサートでも証明済みですが、ここでの録音も見事なものです。(HMV/WEBページより

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2011年03月03日

ドレスデン・フィルのソリスト、川久保賜紀のインタビュー

2011年6月28日ブルゴス指揮 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団にソリストとして登場するヴァイオリンの川久保賜紀(現在ベルリン在住)が、2月にトリオのコンサートで一時帰国しました。忙しい合間をぬってお話しを聞くことができました。
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今後の主な予定をお聞かせ下さい。
― 3月はイギリスでリサイタルがあります。ピアノはトニー・ヒューイットです。日本では27日に府中の森芸術劇場でNHKシンフォニー・コンサートの収録があって東京フィルとプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番を弾きます。4月はまた、21日に東京フィルのオペラシティ定期があり、エッティンガーさんの指揮でヴィヴァルディの「四季」ですが、とても楽しみです。5月はドイツで河村尚子さんのピアノ、ティム・パークのチェロと私のトリオがあります。また、ドイツとイスラエルでピアノ四重奏曲のツアーが予定されています。これはこのためのメンバーで回ります。
 そして、6月にはブルゴスさん指揮のドレスデン・フィルハーモニーの日本ツアーがあります。続いて8月にはフランスのプロヴァンスの音楽祭(ポール・メイエが中心)でヴァイオリンとヴィオラの二重奏のリサイタルをします。これはこれでめったに出来ないコンサートで楽しみにしています。8月下旬から9月にかけては、イェルサレム(イスラエル)の室内楽フェスティバルに参加します。このフェスティバルはヴァシキーロヴァさん(指揮者のバレンボイムの奥さん)が主宰している音楽祭で、ブラームスの弦楽五重奏曲を演奏します。
 11月にはまた日本に来て、品川キュリアンで山形交響楽団/飯森範親とブラームスの二重協奏曲を弾きます(チェロは遠藤真理さん)。

色々な種類の室内楽もあってお忙しそうですね。
― そうですねえ。室内楽は積極的に取り組んでいます。なぜなら、室内楽を演奏することは、ソロを弾く上でも協奏曲を弾く上でもとても役立っているんです。例えば同じ作曲家の協奏曲を弾く上で、音楽の作られ方がそれまで以上に解ってきて、曲の解釈が今まで以上に深くなれたことを実感しています。

さて、今度6月にブルゴス/ドレスデン・フィルとメンデルスゾーンを共演されますが、今度が初めてでしょうか?
― はい、ブルゴスさんもオーケストラも初めてです。いわゆるドイツのオーケストラの中でもひときわ伝統ある文化都市ドレスデンのオーケストラなので、とてもワクワクしています。メンデルスゾーンは10代の頃から弾いてきた曲ですが、ピュアーな曲という点でモーツァルトに近いと思っています。それだけに、難しい曲です。私としては、このシンプルで美しい音楽を、出来るだけナチュラルに聴かせたい、と思っています。

なるほど!
ところで今後のCDの予定はいかがですか?
― 2009年の11月にケネディ・センター(ワシントン)でのリサイタルが収録されてエイベックスから今年の秋にリリースされる予定になっています(ピアノは前述のトニー・ヒューイット)。曲はフランクのヴァイオリン・ソナタ、プロコフィエフのソナタ第1番と五つのメロディです。

それは楽しみです、早く聴きたいですね。
今後の抱負をお聞きしたいのですが。

― 色々な優れた音楽家と共演したり、またアドバイスをいただいてもっともっと勉強してゆきたいです。演奏には最終的ということはありませんが、曲の素晴らしさをしっかりと伝え、聞き手を納得させる演奏家になりたいです。尖っていなくて丸い演奏家になりたいです。(人格円満な?許容力のある器の大きい?円熟した?・・・・編集部)




ブルゴス指揮 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
2011年6月28日(火) 19時開演 サントリーホール(ヴァイオリン:川久保賜紀、出演)
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より
第3幕への前奏曲/「徒弟達の踊り」/第1幕への前奏曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 (ヴァイオリン:川久保賜紀)
ベートーヴェン:交響曲第5番 「運命」

2011年6月30日(木) 19時開演 サントリーホール(ピアノ:上原彩子、出演)
ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 (ピアノ:上原彩子)
ベートーヴェン:交響曲第7番

詳しい公演情報はこちらから
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