2011年11月11日

シドニー交響楽団 第4夜:NHK音楽祭

待ちに待ったキーシンとの協奏曲。
熱狂的な聴衆で埋め尽くされたNHKホールにパワーみなぎる快演が響き渡ります。
アンコールにはショパンのスケルツォ第2番と「子犬のワルツ」を披露。会場は沸騰するばかりでした。
後半のラフマニノフ:交響曲第2番も極めて集中力の高い演奏でした。弦のうねり、管の織りなす密度の高いハーモニーには圧巻です。なんというエネルギー!!!
音楽家アシュケナージが表現する究極の音楽がそこにはありました。
アンコールにはフェルヘルスト作曲「A Song for Japan」を演奏。東日本大震災以降、世界各地の奏者が演奏を捧げてきたという、トロンボーン四重奏の曲です。人は音を創り出し、そしてまた音に救われるということを再認識させてくれる感動的作品です。

この演奏会の模様は下記の日程で放送予定です。
11月26日(土)午後11:30〜
NHK BSプレミアム プレミアムシアター
NHK音楽祭2011〜華麗なるピアニストたちの競演(4)
出演:エフゲニー・キーシン(pf)
アシュケナージ指揮
シドニー交響楽団
収録:2011年11月10日 NHKホール

残すのは12日西宮公演と13日サントリーホール。この熱いオーケストラをお聴きのがしなく。

2011年11月12日(土)
兵庫(西宮) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール 14:00
ベートーヴェン:序曲「プロメテウスの創造物」
ヴァイオリン協奏曲(庄司紗矢香)
ラフマニノフ:交響曲第2番
お問い合わせ:芸術文化センター 0798-68-0255

2011年11月13日(日)
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サントリーホール18:00
曲目:
ブラームス:交響曲第1番
グリーグ:ピアノ協奏曲(ピアノ:エフゲニー・キーシン)
ジャパン・アーツぴあ 03−5774−3040
公演の詳細はこちらから

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2011年11月10日

ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 ミハウ・ドヴォジンスキ氏インタビュー

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マエストロは21歳の時に、キャリアをスタートされたと聞いておりますが、それ以前のご自身の音楽との出会い、どのような少年時代を過ごされたかを教えていただけますでしょうか?

MD:アシスタント指揮者として活動を始めたのが21歳ですが、実は指揮者としてのデビューは15歳です。高校のオーケストラを相手に、自分の作曲した曲を指揮したのですよ。この曲を指揮したのは後にも先にもこの時だけでしたが。父が故郷の町(ビドゴチシュ)のオーケストラのファゴット奏者でしたので、小さいときから音楽に囲まれて育ちました。

何か楽器を演奏なさっていたのでしょうか?
MD:6歳半からヴァイオリンを始めて、後にピアノも習いました。

その頃憧れていた指揮者、音楽家を教えていただけますでしょうか?
MD:
指揮者ではカラヤン、バーンスタインに憧れました。なんといってもたくさんのレコーディングがありましたからね。今では、もちろん曲によって好みがあるので、好きな指揮者はマチマチですが。当時、演奏家で好きだったのはダヴィッド・オイストラフとイツァーク・パールマンです。パールマンが演奏するヴィニャフスキのポロネーズはお気に入りでしたよ。

その後、2007年にハーディングの代役としてロンドン交響楽団にデビューなさるなど、シンフォニーコンサートを中心にご活躍なさっていますが、そのようなマエストロに、あえて今回演奏いただくドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」の魅力について、お話いただけますでしょうか?
MD: 「新世界」の魅力といえば、なんと言ってもその「ネーミング」ですよ。クラシックをあまり聴かない人でも、タイトルがついている曲、「悲愴」「田園」「英雄」などは親しみが持てますよね?「新世界より」と言っても、もちろんアメリカ音楽ではなく、ピュアで美しいドヴォルザークの音楽なわけですが、とくに3楽章のスラヴ舞曲の部分など素晴らしいと思います。

最初に、このドヴォ9を演奏なさった時と、今とでは、何か解釈、曲への思いなど変わった点はありますか?
MD:実はこの曲をそれほど多く振っているわけではありません。今までで5〜6回でしょうか。初めて振ったのは比較的最近で4年前。たしかイギリスのノーザン・シンフォニアというオーケストラへ客演した時です。

そして今回演奏していただくモシューシコは、私たちにとって初めて聞く作曲家です。特に「新ドン・キホーテすなわち100の愚行」序曲・・・とはどのような曲なのでしょうか?これはオペラなのですか?
MD:モニューシコはオペラ作曲家で、ワルシャワの国立歌劇場で指揮もしていた方です。

ところで以前来日なさった時に、中村紘子さんと共演なさったそうですが、ピアニスト中村さんに対してどのような印象をお持ちになりましたか?
MD:素晴らしい人間であり、かつ素晴らしい音楽家であると感じました。この両方を兼ね備えている人は少ないと思います。昨年、ハーモニーホールふくいでショパンの両方の協奏曲を演奏したのですが、彼女のショパンは実に美しかったです。

そして今回共演なさる千住真理子さんとは、大傑作であるチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲をどのように演奏したいと考えていらっしゃいますか?
MD:チャイコフスキーは大好きです。この曲だけでなく、ピアノ協奏曲も、ロココの主題による変奏曲も。交響曲は6曲すべて指揮してきました。最近ワルシャワフィルと共演したのは交響曲第1番「冬の日の幻想」でした。最も好きなのは5番と6番「悲愴」でしょうかね。5番の耳なじみの良いメロディ、対照的に6番「悲愴」の深い音楽。振るたびに悲しい気持ちになりますけど、どちらも好きです。
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来日してくださるワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団は、世界の中においてどのような特色を持つオーケストラだと感じていらっしゃいますでしょうか?
MD:レパートリーが広い楽団だと思います。質の良いサウンドと高いテクニックをあわせ持っている点が素晴らしい。初共演の曲目はR.シュトラウスの「死と変容」でしたが、上手くインスピレーションを与え合うことができたと思います。

最後に日本公演に向けて、日本の聴衆の皆さんにメッセージをお願いいたします。
MD:
Just enjoy! 「楽しんでください!」のひとこと です。私の仕事はお客様に楽しんでいただくこと。初めてコンサートにいらっしゃる方にも「ああ!良かった」と思っていただける、音楽が好きな方はもっともっと音楽が好きになる、そんなコンサートにしたいです。
音楽はあらゆる芸術の中でも「時間」を必要とする点に特徴があります。絵や彫刻は、過去に制作された作品を鑑賞する、という時間が止まった芸術ですが、コンサートは時間の経過とともに制作されてゆく。同じときを、皆さんと感動を分かち合うことができる、私はこの点に魅力を感じるのです。



≪ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 日本公演≫
Warsaw_flyer.jpg2012年2月21日(火) 19時開演 東京オペラシティ コンサートホール

アントニ・ヴィット(指揮) / 中村紘子(ピアノ)
曲目:
モニューシュコ:歌劇「パリア」序曲
ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11( ピアノ:中村紘子)
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」

2012年2月22日(水) 19時開演 東京オペラシティコンサートホール
ミハウ・ドヴォジンスキ(指揮) / 千住真理子(ヴァイオリン)
曲目:
モニューシュコ:喜歌劇「新ドン・キホーテすなわち百の愚行」序曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35 (ヴァイオリン:千住真理子)
ドヴォルザーク:交響曲 第9番「新世界より」

公演の詳しい情報はこちらから
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シドニー交響楽団 3日目 名古屋公演!

11月9日、福岡から名古屋へ移動してきたオーケストラは愛知県芸術劇場コンサートホールでの公演を迎えました。
ハードな移動にもかかわらず、オーケストラのメンバーは楽しそうにしています。
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日本で演奏することが、彼らにとって嬉しいことのようです。こうした一面からもシドニー交響楽団の「勢い」や「意気込み」がうかがえます。
プログラム前半はベートーヴェンの序曲「プロメテウスの創造物」とヴァイオリン協奏曲。一つひとつの音を丁寧に編み上げるように弾き綴る庄司紗矢香。引き込まれてしまった聴衆は、ただただため息をつくばかりです。
後半のラフマニノフ交響曲第2番も圧巻の演奏。アシュケナージが「シドニー交響楽団は真にワールド・クラスのオーケストラ」と賞賛するように、実に機能的です。細部までこだわり抜いた至高の音楽が、聴くものの心に届いてゆきます。
名古屋の温かいお客様からたくさんの拍手と「ブラボー」を受け、3日目の演奏会も大成功のうちに終了しました。
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11月10日は東京に戻り、NHKホールでの演奏会を迎えます。

庄司紗矢香のベートーヴェンが聴けるのはあと1回!
2011年11月12日(土)

兵庫(西宮) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール 14:00
ベートーヴェン:序曲「プロメテウスの創造物」
ヴァイオリン協奏曲(庄司紗矢香)
ラフマニノフ:交響曲第2番
お問い合わせ:芸術文化センター 0798-68-0255



2011年11月13日(日)
Sydneyflyer.jpgサントリーホール18:00
曲目:
ブラームス:交響曲第1番
グリーグ:ピアノ協奏曲(ピアノ:エフゲニー・キーシン)
ジャパン・アーツぴあ 03−5774−3040
公演の詳細はこちらから

≪オンエア情報≫
11月26日(土)午後11:30〜
NHK BSプレミアム プレミアムシアター
NHK音楽祭2011〜華麗なるピアニストたちの競演(4)
出演:エフゲニー・キーシン(pf)
アシュケナージ指揮
シドニー交響楽団
収録:2011年11月10日 NHKホール
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2011年11月09日

オーケストラ・ファンこそ必聴!千載一遇のチャンス![ボリショイ劇場管弦楽団]

これを聴き逃したらもう聴けない名演 確実 ! 
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「ロシア音楽の真髄」を本場ボリショイ劇場管で“聴く”喜び。
「スパルタクス」全曲を、ボリショイ劇場管弦楽団の生演奏で聴ける!しかも本家のバレエ付き(?)で。オーケストラ好きには、実にエキサイティングなニュースだ。
 男性を中心とした群舞の多い「スパルタクス」には、金管と打楽器が炸裂し、激しいリズムと大迫力で圧倒するガイーヌの「剣の舞」風の音楽が満載。また一方で東洋風の哀愁にもこと欠かず、“聴く”バレエとしては最高に面白い。中でも、第3幕の「スパルタクスとフリーギアのアダージョ」は甘美で劇的な代表曲。献身的な妻フリーギアの美しいテーマは、随所に登場する印象的な旋律でもある。さらに第2幕後半の「クラッススの館での饗宴」の場面は、エジプトの乙女の哀しい踊り、娼婦エギナの妖艶な踊り、急速な乱舞、狂乱の踊り…など、魅力的な楽曲の宝庫だ。
 ボリショイ劇場管の演奏はもう極め付け。ここは、彼らの輝かしく分厚いサウンドと強靭なリズムが全開となる。指揮は、2007年の「ボリショイ&マリインスキー・バレエ合同公演」で高い評価を受けたパーヴェル・ソローキン。モスクワ放送響やモスクワ・フィルにも客演している敏腕マエストロだけに、いっそう期待が膨らむ。
 加えて今回の公演では、「眠りの森の美女」の流れを汲む「ライモンダ」の幻想的で艶美な音楽を、ボリショイ劇場管の演奏で生体験できるのも貴重だし、“聴く”バレエの元祖「白鳥の湖」を本場最高級のサウンドで味わえる喜びは、もはや言わずもがな。
文:柴田克彦(音楽ライター)


≪ボリショイ・バレエ 2012年日本来日公演≫
2012 1.31[火]〜2.9[木]東京文化会館
「スパルタクス」 「ライモンダ」 「白鳥の湖」
チケット料金:S¥22,000  A¥19,000  B¥16,000  C¥13,000  D¥9,000  E¥6,000


詳しい公演の情報はこちら
電話問合せ ジャパン・アーツぴあ03-5774-3040

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シドニー交響楽団 福岡公演も大成功!!

2日目を迎えたアシュケナージ指揮シドニー交響楽団。
福岡公演のプログラムは、ショパンのピアノ協奏曲第1番(ソリスト:エフゲニー・キーシン)、ラフマニノフの交響曲第2番。キーシンにとって22年ぶりとなる日本でのコンチェルト。その完璧な音楽性とテクニック、圧倒的な演奏に満席の会場からため息が漏れます。アンコールにはショパンのスケルツォ第2番を弾きました。
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後半のラフマニノフ2番は、アシュケナージ&シドニー交響楽団のコンビに非常に相性のいい曲目。音楽家として幾度となく演奏してきたラフマニノフに造詣の深いアシュケナージ。このコンビでしか聴けない、繊細かつダイナミックな表現による、洗練された究極の音楽が福岡の夜に響きわたりました。
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11月9日は名古屋に移動し、庄司紗矢香を再びソリストに迎えての演奏会に臨みます。


2011年11月9日(水)
名古屋 愛知県芸術劇場 コンサートホール 18:45
ベートーヴェン:序曲「プロメテウスの創造物」、
ヴァイオリン協奏曲(庄司紗矢香)
ラフマニノフ:交響曲第2番
お問い合わせ:テレビ愛知事業部 052-243-8600



≪公演情報≫

2011年11月12日(土)
兵庫(西宮) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール 14:00
ベートーヴェン:序曲「プロメテウスの創造物」
ヴァイオリン協奏曲(庄司紗矢香)
ラフマニノフ:交響曲第2番
お問い合わせ:芸術文化センター 0798-68-0255


Sydneyflyer.jpg2011年11月13日(日)
サントリーホール18:00
曲目:
ブラームス:交響曲第1番
グリーグ:ピアノ協奏曲(ピアノ:エフゲニー・キーシン)
ジャパン・アーツぴあ 03−5774−3040
公演の詳細はこちらから

≪オンエア情報≫
11月26日(土)午後11:30〜
NHK BSプレミアム プレミアムシアター
NHK音楽祭2011〜華麗なるピアニストたちの競演(4)
出演:エフゲニー・キーシン(pf)
アシュケナージ指揮
シドニー交響楽団
収録:2011年11月10日 NHKホール
posted by Japan Arts at 11:35| レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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