2010年05月14日

エサ=ペッカ・サロネンに聞く (3) [フィルハーモニア管弦楽団]

若くしてその才能を発揮し、スウェーデン放響やロス・フィルを飛躍的に世界的レベルに引き上げた伝説の人、サロネン。欧米では、スケジュールが取れない超多忙な指揮者として有名、また作曲家としても活躍。今年11月のウィーン・フィル日本ツアーで小澤征爾の代役が決定したことでも実証されたように、その人気と音楽的評価は世界的にも最高点に達しています。
昨年、NYでマエストロにインタビューした連載「エサ=ペッカ・サロネンに聞く」
今日は3回目、最終回です。
今までの連載とあわせてお読みください。
インタビュー第1回目はこちら
インタビュー第2回目はこちら

超人的なリズム感と光り輝く音色で描かれる鮮明な音楽。この公演は、まさに人が羨むほどの人気と実力を兼ね備えたサロネンの快進撃を存分に味わえる一夜です。
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Q:昨年はロス・フィル、そして今回はフィルハーモニア管弦楽団と、毎年異なったアンサンブルと日本ツアーをなさるわけですが、特に楽しみにされていることなど、おありですか。
サロネン:彼らは非常に異なったアンサンブルです。レパートリーも違います。フィルハーモニアは日本で非常によく知られている団体で、多くの異なった指揮者とともに、幾度も演奏を行っています。80年代には、シノーポリとマーラー・チクルスを演奏したと思いますし、確かムーティ、コンロン、アシュケナージなど、色々な指揮者が指揮しています。日本に再び行くことは、素晴らしいことです。私は日本での演奏をとても楽しんできました。素晴らしいホールで、素晴らしい反応の聴衆のために演奏してきました。そして私は、日本の食べ物が大好きです(笑)。

Q:何が、お好きなものはありますか。
サロネン:何でも好きです。魚も素晴らしいし。

Q:将来のレコーディングについて、お聞かせいただける計画などありますか。
サロネン:
フィルハーモニア管と、Signumというレーベルとかなりの数のレコーディングをしています。つい最近、シェーンベルクの《グレの歌》をリリースしたばかりです。これは、フェスティバルホールでのライブ録音です。次のリリースは、マーラーの9番です。

Q:それも、ライブ録音ですか。
サロネン:
そうです、ライブ録音です。それから、マーラーの6番もリリースされることになると思います。そして、《幻想交響曲》のリリースも計画されています!

Q:それは素晴らしいですね!最近はライブ録音が増えていますが、セッション録音とライブ録音、どちらがお好きですか。
サロネン:
ライブ録音のプロセスはとても楽しいものです。もちろん、ライブ録音には怖さもあります。もし演奏で達成できなかったら、それでおしまいですから。しかし、ライブ録音には自然な自発性があります。それは、スタジオでは滅多に起こらない貴重なものだと思います。しかし、レパートリーによってはスタジオ録音の方が有利になることもあると思います。特に現代音楽ですね。スタジオ録音だと、ストラクチャーや細部をライブでは不可能な方法で明確にすることが可能になります。

Q:お忙しい中、ありがとうございました。日本の観客はマエストロとフィルハーモニー管弦楽団との初めてのツアーを非常に楽しみにしていると思います。充実した日本公演をお祈りしております!

インタビュアー:小林伸太郎(音楽ジャーナリスト/在ニューヨーク)

 

≪来日公演情報!≫
5月31日(月) 19時開演 サントリーホール
6月2日(水) 19時開演 サントリーホール
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公演の詳細情報はこちらから

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2010年03月03日

音楽監督イザベル・ファン・クーレンが登場![アンスネス&ノルウェー室内管弦楽団]

いよいよ来日が迫ってきた、<アンスネス&ノルウェー室内管弦楽団>。
今シーズンより、イザベル・ファン・クーレンも音楽監督に就任、今回の来日公演では、彼女のリードでモーツァルトの交響曲と、ホルベルク組曲が演奏されます。ぜひご期待下さい。


イザベル・ファン・クーレン
Isabelle van Keulen(音楽監督・ヴァイオリン)

Isabelle.jpg世界的クラスのヴァイオリニスト兼ヴィオリストとして、幾多の名高いステージで名声を確立。
これまでに共演したオーケストラはベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、バイエルン放送響、ハンブルク北ドイツ放送響、ライブツィヒ・ゲヴァントハウス管、ウィーン放送響、チューリヒ・トーンハレ管、NHK交響楽団、ロンドン・フィル、フィルハーモニア管、ハレ管弦楽団、ネザーランド・フィル、ロイヤル・ストックホルム・フィル、ヘルシンキ・フィル、シンシナティ響、トロント響などがある。
指揮者では、ダウスガード、エルダー、ゲルギエフ、ヘレヴェッヘ、ネーメ・ヤルヴィ、パーヴォ・ヤルヴィ、マリナー、ネルソンズ、ノリントン、スヴェンセン、ヴァンスカ、ウルフ、ジンマン等と共演している。
2009/10シーズンよりノルウェー室内管弦楽団の芸術監督に就任した。
2009/10シーズンの主な公演には、ハンブルク北ドイツ放送響(C・フォン・ドホナーニ)、MDR響(J・メルケル)、シンシナティ響(P.ヤルヴィ)のソリスト出演と、ソロイスツ・ヨーロピアンズ・ルクセンブルとの弾き振りが含まれている。
室内楽の分野においても、ピアニストのロナルド・ブラウティガムとの名コンビで活躍し続け、2009年春にはロンドンのウィグモア・ホールに再出演している。
2010年にはロナルド・ブラウティガムとのデュオ20周年を記念して、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏をストックホルム・コンサートホールなどで行う。

≪公演情報≫
『アンスネス&ノルウェー室内管弦楽団』
2010年3月21日(日) 14時開演 東京オペラシティ コンサートホール

曲目:
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
グリーグ:ホルベルグ組曲 (ホルベアの時代より)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
詳しい公演情報はこちらから
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2010年02月19日

エサ=ペッカ・サロネンに聞く (2) [フィルハーモニア管弦楽団]

(⇒インタビュー第1回目はこちら
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Q:ロンドンといえば、プログラムの一部である《へリックス》についてもお尋ねしたかったのですが、《へリックス》はL.A.にいらっしゃった頃に作曲されたのですか。

サロネン:そうです。フィンランドで作曲しましたが、《へリックス》は、私がまだロサンゼルス・フィルハーモニックにいたときの作品です。

Q:この作品のインスピレーションについて、お聞かせください。
サロネン:
この作品は、ワールド・オーケストラ・フォー・ピース(World Orchestra for Peace)に委嘱された作品です。実は、私の同僚であり、友人でもあるワレリー・ゲルギエフが、同オーケストラのために作曲することを提案してくれたのです。

Q:そして、ゲルギエフ氏が初演したのですよね。
サロネン:そうです、彼がロンドンのプロムスでオーケストラと初演しました。コンサートのテーマは、第二次世界大戦終戦60周年記念でした。しかし私は、短いオーケストラ作品に対して、テーマがあまりにも巨大なので、そのテーマについての曲を作曲しようと思わないことにしました。ワレリーには、コンサート・ピースを書くと伝えたのです。

Q:なるほど。この曲を完成されるまでに、どれくらいの時間を費やされたのですか。
サロネン:断続的に作曲しましたから、はっきり覚えていないのですが、全部あわせると2〜3ヶ月くらいになると思います。2年間くらいかけて、断続的に作曲しました。

Q:今では、もっと作曲に費やすためのお時間があるのでしょうか?
サロネン:まだ、2年前、3年前に受けた仕事があるのです(笑)。指揮の活動は、1年の半分くらいに絞るのが、私の目標です。
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Q:お忙しいですね。
サロネン:
ええ、今はとても忙しいですね。来年は、少し指揮の活動が減る予定です。

Q:さて、日本では《へリックス》と、チャイコフスキー作曲「ヴァイオリン協奏曲」、シベリウス作曲「交響曲第二番」からなるコンサートを指揮されますが、このプログラミングの意図をお聞かせいただけますか?
サロネン:
どれも、北東ヨーロッパの音楽ということが言えますね。チャイコフスキーはロシアの作曲家で、私とシベリウスはヘルシンキ、近所ですよね。そのようなわけで、プログラムにはある種の地域性がありますが、それ以外には特にテーマはない・・・ですね。

Q:ヒラリー・ハーンさんと共演されたことは、おありですか。
サロネン:
コンサートで何度か共演していますし、シベリウスとシェーンベルクの「ヴァイオリン協奏曲」を録音しています。
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Q:彼女のことをどう思われますか。
サロネン:
彼女は素晴らしい演奏家です。真の意味で、我々の時代の最も優れたアーティストの一人です。そして、妥協を知らない、完全なる“完璧主義者”ですね。私は彼女の完璧主義を心から尊敬しています。

Q:それでは、再びフィルハーモニアのお話を伺いたいと思います。現在はフィルハーモニア管がホームベースということになるかと思うのですが、フィルハーモニア管とのご経験をお聞かせください。
サロネン:
素晴らしいです!彼らは実に、素晴らしいオーケストラで 、素晴らしい伝統があると同時に、非常にオープンなオーケストラだと感じています。とても美しいサウンドを奏でてくれるのです。

Q:さきほどおっしゃったオープンである、ということは、どういうことですか?
サロネン:
スタイルとレパートリーについてです。とても柔軟性があり、プロフェッショナルなグループです。彼らとは、長く仕事をしていますので、首席指揮者に就任したことは、もちろん嬉しいことではありましたが、もうかれこれ20年以上も一緒に“音楽する”関係を築いてきていますので、劇的な変化ではありませんでした。お互いのことを十分に理解し、これから発展もしていけるという関係だと感じています。

インタビュアー:小林伸太郎(音楽ジャーナリスト/在ニューヨーク)

次回も、マエストロの日本ツアーへの思い、そして今後の計画などについて伺います。


≪来日公演情報!≫
5月31日(月) 19時開演 サントリーホール
6月2日(水) 19時開演 サントリーホール
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公演の詳細情報はこちらから
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2010年02月16日

アンスネス&ノルウェー室内管弦楽団 連載(4)「アンスネスのインタビュー後編」

〜ノルウェー室内管弦楽団との来日は長年の夢だった
取材・文 青澤隆明

 アーノンクールが指揮するウィーン・フィルとの共演は、アンスネスにとって大きな音楽経験に違いない。なによりオーストリアの偉大な伝統が息づいている、と彼も語ったが、それに先立ってモーツァルトは友人のような存在である。彼の協奏曲に関して言えば、室内オーケストラと共演するほうがずっと演奏しやすい、とアンスネスは率直に打ち明けた。
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 「モーツァルトのピアノ・コンチェルトは、まず木管楽器の役割が独特で、きわめて室内楽的な音楽づくりが求められる。室内オーケストラではたいてい指揮者なしで演奏するから、すべての演奏家が直接に対話し合うことから多くを得られる。コミュニケーションがとても大切で、それこそ演劇的な音楽だと僕は思っている」。
 この3月に初来日するメルウェー室内管弦楽団との共演でも、アンスネスはモーツァルトに集中する。指揮者を置かず、演奏家個々の自発性を重視するこのチェンバー・オーケストラに、アンスネスは"首席客演ディレクター"の肩書きで関わっている。ピアノ協奏曲のレパートリーに関して、アンサンブル・リーダーとして弾き振りをしながら、緊密なコラボレーションを重ねてきた。
 「ノルウェー室内管弦楽団との来日は、僕の長年の夢だった。このオーケストラとの共演を始めてから、長年ずっと願っていた。日本に行くのは大好きだし、日本の聴衆は素晴らしい。そして、僕はこのオーケストラを愛している。だから、とても幸せに思うよ。みなさんが、このオーケストラを楽しんでくれると、ほんとうにうれしい。素晴らしく柔軟な、生き生きとしたオーケストラだからね。みんな長年の友人たちだし、たくさんツアーも経験したので、大きな信頼関係を抱いている。そして、なによりこのオーケストラには自由がある。フルタイムのオーケストラではないから、こうして集まって演奏するときは、いつもフレッシュな感覚が得られるし、ひとつひとつのコンサートがほんとうに特別なものになる。リハーサルにもたくさん時間をかけるので、さまざまなことを試しながら演奏を練り上げていける」。
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 ツアーのメイン・プログラムは、モーツァルトのイ長調協奏曲第23番K488、ハ短調第24番K491、その間にモーツァルトのニ長調交響曲K.385「ハフナー」、グリーグの「ホルベルク組曲」が演奏される。ピアノ協奏曲の傑作が2曲並ぶのは大きな魅力だ。
「第23番と第24番の2つのコンチェルトを演奏できるのはとても幸せだな。短い期間に作曲されているのに、まったく異なる作品だから、この組み合わせは興味深いと思う。第23番は、モーツァルトにとっても特別なピアノ協奏曲で、イ長調の調性はおそらく天国的ななにかを表現し、慰めをもたらすものだったと思える。終楽章は暗めで、天国的な要素は控えめかもしれないけれど、それでも響きは慈愛に充ちている。ハ短調は真にドラマティックな協奏曲だ。終楽章は、モーツアルトの書いたもっともすぐれた変奏曲だと思う。いっぽう第2楽章を比べると、第23番は非常に暗いが、24番はほとんどラヴ・ソングのようだ。ピュアな幸福感に溢れていて、とても愛おしい・・・・」。
今回のプログラムでは、ピアノ協奏曲ではアンスネスが、それ以外では今シーズンから新たに音楽監督として加わったイザベル・ファン・クーレンがリーダーを務めるというから、オーケストラの表現の柔軟性とともに、そのコントラストも楽しめるだろう。
「そのほかはイザベル・ファン・クーレンの選曲で、僕は演奏しないのでわからないけれど(笑い)、「ハフナー」は祝祭的な作品だから、モーツァルトのまた大きく異なる一面をお聴きいただけると思う。グリーグにとっても、モーツァルトは絶対的な敬愛を寄せる作曲家だった。ホルベルク組曲は様式的にも、バロックと古典派のもつ純粋さをもっていて、そこがモーツァルトにも通じる。オーケストラは大きな自信をもって演奏すると思うよ」。


≪公演情報≫
『アンスネス&ノルウェー室内管弦楽団』
2010年3月21日(日) 14時開演 東京オペラシティ コンサートホール
曲目:
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
グリーグ:ホルベルグ組曲 (ホルベアの時代より)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
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2010年02月12日

アンスネス&ノルウェー室内管弦楽団 連載(3)「アンスネスのインタビュー」

アーノンクール指揮ウィーン・フィルとのザルツブルク公演を成功裡に終え、3月のノルウェー室内管との来日公演がますます楽しみになってきました。
現地取材をした青澤隆明さんによるインタビューの中で、日本で演奏予定でもあり、ザルツブルクでも喝采されたモーツァルトのピアノ協奏曲23番を含め、アンスネスがモーツァルトの音楽について語ってくれました。

モーツァルトの誕生日をまえに、アンスネスがザルツブルクで語ったこと
〜アーノンクールとモーツァルト
 「モーツァルはどこにいるかって? ここはザルツブルクだから、いたるところにいるような気がする。このカフェはザルツブルクでいちばん古いから、もしかしたらモーツァルトがそこの席に座って、なにか書いていたかも知れないよ」。
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 1705年創立のカフェ・トマセッリの席に着いて、レイフ・オヴェ・アンスネスが愉快そうに言う。明日は2010年1月27日、モーツァルトの254歳の誕生日だ。ザルツブルクのモーツァルト週間も半ば、アンスネスは祝祭大劇場で、アーノンクール指揮ウィーン・フィルとのピアノ協奏曲イ長調K.488の共演を明晩に控えていた。
「バッハとモーツァルトはいつもそこにいて、僕にとっては友人みたいな存在だ。モーツァルトはとても人間的で、感情も豊かなのに、深い悲しみを表現しても、決して自己憐憫に陥ることはない。とても高いところにいる」。
 アーノンクール、そしてウィーン・フィルとの共演は、アンスネスにとって2006年についで2度目となる。前回も舞台はこのザルツブルクで、モーツァルトの変ホ長調K449とハイドンのト長調の協奏曲を演奏した。
「最初の共演のときは、アーノンクールからいたるところに指示を書きこんだスコアが送られてきた。コンサートの五ヶ月も前にだよ! 彼もいろいろとディスカッションしたかったのだと思うな。アーノンクールは驚くべき想像力の持ち主で、つきせぬアイディアに溢れている。オペラなどの舞台作品も多く手がけていて、ピアノ協奏曲とも多くの関連を見出している。シアトリカルなアプローチをとるなかに、つねに驚きの要素をもつことを求めるから、アーノンクールとの共演はじつに新鮮だ。とにかく学ぶべきことは多いよ。アーノンクールから影響を受けられることを幸せに思う。そして、僕は自分の道を見出そうとしている、ナチュラルに感じられる音楽をすることを。そのうえで、驚きに充ち、論理的に筋の通った演奏をすることは可能なはずだからね」。
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 では、モーツァルトを演奏するときに、アンスネスは作曲家の存在をどのあたりに感じているのだろう?
「いいかい? モーツァルトはいつも人々と繋がっていた作曲家だ。彼の音楽は人々に、そしてみんなの話すことに繋がっている。それが、モーツァルトを偉大なオペラ作曲家にしている。まさに劇場のようにね。ピアノ協奏曲の多くでも、ピアノ独奏の素晴らしさだけでなく、木管楽器をはじめ各パートとの対話なども生き生きとして、オペラ的な世界が展開する。すぐれたピアニストだったモーツァルトにとっても、ピアノを中心とするこの世界はとてもナチュラルなものだったと思う。まさにハイライトといっていい。モーツァルトは社会的で、人間に関心があり、高いところにいるけれど、人生を愛している。カフェやギャンブルや女性に興味をもっていたように。 だから、僕はモーツァルトを舞台上
でも人間として感じている。そして他の演奏家との対話を心から楽しんでいるよ」。

取材・文・写真 青澤隆明
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